2006年04月
2006年04月23日
風の盆幻想(内田 康夫)
哀切な胡弓の調べと幽玄な踊りで全国的に有名な富山・八尾町の「風の盆」祭り。その直前、老舗旅館の若旦那が謎の死を遂げた。 自殺で片付けようとする警察に疑問を感じた浅見と内田は独自の調査に乗り出す。そして、飛騨高山、神岡と越中八尾を結ぶ、秘められた愛にたどり着く。
著者である内田康夫自身が登場するコミカルさ 浅見と内田のやり取り。また、祭りの鮮やかな描写。そして、秘められた愛に・・・。
全体を通して優しさのある物語が展開され、内田康夫独特の世界に引き込まれます。
「おわら」を観たくなるようなこの作品でした。
因みに越中おわら伝承の正統論争といった出来事は、事実にのっとって脚色を加え、脱稿までに4年を要したそうです
著者である内田康夫自身が登場するコミカルさ 浅見と内田のやり取り。また、祭りの鮮やかな描写。そして、秘められた愛に・・・。
全体を通して優しさのある物語が展開され、内田康夫独特の世界に引き込まれます。
「おわら」を観たくなるようなこの作品でした。
因みに越中おわら伝承の正統論争といった出来事は、事実にのっとって脚色を加え、脱稿までに4年を要したそうです