2009年12月29日
目線/天野 節子
閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。
描写は極めて細かい点にまで注意が行き届いて、一つ一つの会話を丁寧に読み進めていかないと事件の真相に辿り着けない。ストーリー的にはよくある内容で、これといって奇抜なものではなかったが、トリックは唸らせるものがあった。
描写は極めて細かい点にまで注意が行き届いて、一つ一つの会話を丁寧に読み進めていかないと事件の真相に辿り着けない。ストーリー的にはよくある内容で、これといって奇抜なものではなかったが、トリックは唸らせるものがあった。
2009年7月5日 読破
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│天野 節子